みなさん『顎関節症』という病気をご存じでしょうか。
顎の関節の音が鳴ったり痛みが出たり、口が開かなくなったりする病気です。酷くなると、膝のように関節の骨がすり減って噛み合わせまでずれることがあります。
この病気、全国民の20~30%がかかっていると言われています。一般的には早い人でも中学生以降の発症が多いのですが、実は…
「8~10歳の小学生の1割近くがかかっている」可能性があります。
(広島大学矯正歯科学講座 臨床研究より)
当科で調べた調査によると子供の顎関節症の有病率は4%。しかし無症状の子も多いので現状は1割近いのではと感じています。一番早い子では8歳。しかも骨が少し変形し始めていました(変形性顎関節症)。
そしてある特定のかみ合わせの悪さがあると顎関節症の発症率も上がります。
顎関節症は無症状で進行することもあり、またお子さんは訴えも少ないので気づかないことも多いです。当科では顎関節症の検査が必須でありますから、そこでたまたま見つかっているのです。
実は顎関節症の専門医は非常に少なく、全国的にも正しく対応されていないのが現状です。当科では顎関節学会専門医の診断のもと、適切に治療・管理を行っています。
お子さんの顎関節に何か訴えがあればご相談下さい。
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