歯科外来

2024年4月2日火曜日

要注意!犬歯が正しく生えてこない人が増えています【子供の歯並び】

 ここ数年で明らかに紹介が増えている病気があります。

それは「犬歯の埋伏(歯が生えてこない)」です。

非常に恐ろしいのが、犬歯が生えてこないだけでなく、犬歯が骨の中で隣の歯の根っこを食べてしまっている(歯根吸収している)ケースがあるのです。根っこが短くなった歯は、将来的に長持ちしないかもしれません。

これを見つける方法は一つしかありません。歯科医院でのレントゲン(パノラマエックス線またはCT)になります。


上顎の犬歯が生える時期は10歳前後です。これより少し早い段階で犬歯の埋伏は判断できますし、他の歯の根っこを吸収しているかどうかも判定できます。できれば9歳前後で一度パノラマエックス線写真を撮っていれば早期発見して対処できます。


このパノラマエックス線写真ですが、矯正歯科専門医では当然のように撮影します。全ての歯の生え方を確認するためです。しかし一般歯科医院では撮らない先生もいるようです。

矯正歯科医としては、ぜひ早いタイミングで「パノラマエックス線写真」を撮影していただきたいです。そして怪しいと思ったらぜひ専門医へご相談ください。

また、犬歯に限らずあちこちの歯が生えてこない患者さんが増えていますので、ぜひ早めに検査されることをおすすめします。




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